ポスティングの現実

さて、ここまで新聞業界の悪しき習慣である押し紙と、その押し紙によって割を食うのは最終的にチラシの依頼主であるという事を書いてきました。

本来配らない押し紙まで配達部数に入れ水増しし、チラシ収入を不正に得ているのが今の新聞業界の実情で、それではチラシの依頼主が見込んだ広告への反響は当然あるはずもない。

そんな中登場し急速に広まったのがポスティングです。

おそらく皆さんの家のポストにも頻繁に入っているであろう1部、もしくは数部のチラシがそれであり、ポスティング業者曰く「新聞の折り込み広告よりも反響が期待できる」のが売りです。
では具体的に新聞折り込みに比べてのポスティングのメリットとは?

ポスティングのメリット

・折り込みチラシでは多くのチラシに埋もれてしまうが、ポスティングなら確実に目に留まる
・折り込みチラシとは違いポスティングは集合住宅のみや戸建てのみなど狙った配布が可能
・より反響を狙うなら集合ポストではなくドアポストへの配布ができる(単価は上がる)
・押し紙による部数水増しの損害がない
・上記のメリットにより反響の多さは新聞折り込みよりポスティングの方が上である

…ざっと上げるとこんな感じになります。
ちなみに上記のメリットはポスティング業者の言い分であり、当然ポスティング業者はライバルである新聞折り込みを引き合いに出しメリットを強調します。

ではデメリットは?

ポスティングのデメリット

・新聞折り込みに比べてポスティングの方が1部あたりの単価が高い
・確実に配布されているかはかなり不透明
・ポストへのチラシの入れ方の雑さや、住民とのトラブルなどのリスクがある

ポスティングの一番の売りは一軒につき1種類〜多くても4、5種類程度の配布になるため新聞折り込みより目に触れやすく、結果反響も多くなるというモノですが、ポスティングのチラシに嫌悪感を抱いている方も多くチラシがポストに入っていても即捨てられる場合が多々ある。

新聞の折り込みチラシを鬱陶しいと感じる方はあまりいませんが、ポスティングのチラシを鬱陶しがる人は多く、広告のイメージとしては「折り込みチラシ>ポスティングチラシ」である事は間違いないでしょう。

つまりポスティングチラシが折り込みチラシより目に触れやすいという面では確かに間違っていないかもしれませんが、それが反響の多さに結びつくかは不透明と言わざるを得ません。
この反響の多少はポスティング業者が自分達に有利になるようなデータを提示する事はあっても、中立な第三者による統計データは無く信頼性は疑問である。

で、次に出てくるのがポスティングのもう一つの強みである「新聞のように押し紙が無く、チラシの配達部数を水増しする事もない」という問題で、これこそが今回のテーマの最大の焦点です。

次のページからは前のページでの新聞業界同様ポスティング業者もバッサリ切っていきたいと思います。

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