一日で売買を完結するデイトレードとは


デイトレードとは一日で売買を完結させてしまう日計り、もしくは2、3日で手仕舞いしてしまう、いわゆるスイングトレードもデイトレードと呼ぶ場合もあります。
一般的には買ったその日のうちに売ってしまい、次の日には持ち越さない投資法を指します。

デイトレードは特に若い投資家に人気の投資法で、ギャンブル感覚でやっている人も多い。
というのも株価というのは数ある投資の中でも比較的値動きが激しいので一日でもそれなりに大きく値が動き、その波にうまく乗れれば大きな利益をもたらすからです。

特に株の発行数が少なく値動きが激しいジャスダックやマザーズなどの新興市場は短期売買の個人投資家に人気で、そういったデイトレーダーが集まる事で激しい値動きにさらに拍車をかけています。

デイトレードは細かい利益を数多く繰り返して大きな利益にするのが目的で、普通の株式投資では考えられないほど短期で大きな利益が上げられる可能性がある一方、当然短期で凄まじい損失を出す可能性もある諸刃の剣と言えます。

ちなみにデイトレードの中でも1ティック(一度の値動き=数百円の株価なら1円)などの極めて細かい値幅を取っていく投資法を スキャルピングと呼ぶ事もあります。

デイトレードのメリットとしては次の日に株を持ち越さない為、市場が終わってから発表されるニュースや、テロ、天災などの不測の事態で株価が暴落するというリスクを負わないで済みますが、その一方で短期的な売買の為、一般的な投資の目的とされる 「企業の成長と共に利益が出る」という側面が無く、取引される企業の成長や価値とは関係なく 得をする人、損をする人が発生するゼロサムゲームになります。

そしてもう一つ、デイトレードは当然取引回数も極端に多くなるため、その分手数料がかなりかさみ、ゼロサムゲームという面を合わせて考えると、投資の勝率が5割とするなら手数料分徐々に損失が膨らむ事になり、それなりの腕がないと儲けるのは難しいでしょう。

この手数料というのがデイトレードをやる上で一番のネックになると言っても過言ではなく、今現在の安くなった各証券会社の手数料ですら一日に数十回と取引すれば大きな損失になります。

ここでちょっと計算してみましょう。
仮にネット証券最大手で手数料の安いSBI証券を使っているとして、50万円以下の取引を1日10往復…つまり片道手数料293円(2014年4月現在)の取引を計20回行ったとします。

50万円以下手数料293円×20回=5860円

…となり、もしこれを一ヶ月間毎日続けたらどうでしょう?

5860円×20日=117200円

…とまあ、独身ならば気合で節約してどうにか一ヶ月生活できる金額になります。
これを踏まえ例えば1往復の利益確定ラインが5000円で、損切りラインも5000円だったとしたらどの程度の勝率が必要になるでしょうか?

上記の計算のように1ヶ月に1日10往復で20日取引すると、勝率100%で利益はちょうど1,000,000円になります。
つまり利益が手数料分の117,200円を超えるには…

1000000円×勝率55.9%=利益559000円
1000000円×負け率44.1%=損失441000円
559000円−441000円=118000円

つまり勝率55.9%でやっと手数料分を取り返せる「トントン」状態であり、それ以上のまともな純利益を得るには最低でも60%以上の勝率が必要になるでしょう。
この勝率60%というのは確固たるトレード法とセンスがなければ到底維持できない数字と思って差し支えなく、故に大半のデイトレーダーは負けているのが現実です。

ちなみに私も株のデイトレードで投資を始め、かな〜り悲しい目にあっております。
確かに“投資をしている臨場感”をヒシヒシと感じスリル満点なのですが、正直あまりオススメする気にはなりません。
半端じゃないストレスに晒され、神経を削って尚且つ儲からねぇ…

どうしてもデイトレードをやるなら教訓を一つ。


損切りは私情を挟まず徹底的に!!


すばやく機械的な損切りを徹底できなければデイトレードで儲ける事は不可能と思って間違いありません。

デイトレードは典型的な「投機」「マネーゲーム」で、イメージ的にあまり良くありませんが、 市場にとってデイトレーダーなどの投機家は必要悪で、投資と投機の項目にも書いてあるように決してデイトレードが悪い訳ではありません。
ただ、デイトレードとはそういうモノだという事は知識として持っておいた方がいいでしょう。

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