ハードランディング例3・リーマンショック

近年起きた経済危機で一番インパクトの強かったものがこの「リーマンショック」でしょう。
「100年に一度の危機」などとも言われ、その後の金融不安とそれに伴う株価の暴落と、円キャリートレード全盛だった為替相場の巻き戻しは記憶に新しい。

150ドルに迫っていた原油相場も一時30ドル位まで値を下げ、とくかく全ての相場はとんでもない大混乱に見舞われ、FXに注力していた私も結構な痛手を受けました。

このリーマンショック、原因はアメリカの投資銀行であるリーマンブラザーズの破綻をきっかけに世界中に金融不安を引き起こした事からこの名で呼ばれますが、この破綻の原因になったのが前のページで書いた「サブプライムローン問題」です。

サブプライムローン問題をきっかけにアメリカの住宅バブルは終焉を迎え、証券化、細分化され様々な金融商品に組み込まれていたサブプライム債が原因で金融商品の価値が暴落し多くの金融機関は多大な損失を被り、リーマンブラザーズに至っては約64兆円という史上最大の負債総額で倒産し、これを機に世界経済はパニックに陥りました。

いくつか相場の値動きを見てみましょう。

リーマンショック:日経平均株価
リーマンショック:ドル円
リーマンショック:原油先物
リーマンショックが経済危機の原因という認識の方も多いようですが、こう見ると少なくとも株価や為替に関してはすでにサブプライムローン問題で相当なダメージを受けている様子が伺え、実際にリーマンショックの大元の原因はサブプライムローン問題です。

つまり世界経済危機の原因はアメリカ住宅バブル崩壊と言えるのです。

そのアメリカ発の経済危機は今尚影響が残っており、特に日本はリーマンショック以降の一方的な円高で経済に大きな影を落としています。

2011年11月現在NYダウは12000ドルを超えておりピーク時の85%ほどまで回復していますが、日経平均株価は8500〜9000円の間をウロウロしており、サブプライムローン問題直前のピーク時18000円の50%以下という状況です。

まあ120円を超えていたドル円相場が70円台後半まで円高になっている訳ですから仕方ないのでしょう。

アメリカ発なのに日本が一番ダメージを受けている…なんか納得いかないですよね。

  プロが教える投資に役立つ本当の経済学

株価の予想には様々な要因が絡み、それらを全て理解し総合的に判断するのは非常に難しいもの。特に現在は米の利上げや原油安、中国の失速に地政学的リスクなど様々な懸念材料があり相場の予想をより難しいものにしています。

そんな困難を極める情勢を「10MTVオピニオン」では投資や経済のプロがこれからの相場予想に役立つ情報を分かりやすく、かつ鋭い視点で切り込んでいます。

  • <主な出演者>
  •  ■ワールドビジネスサテライトの解説でおなじみの経済学者 伊藤元重
  •  ■日銀審議委員も歴任した日本屈指の経済学者 植田和男
  •  ■シティグループ証券 チーフFXストラテジスト 高島修

今なら登録後1ヶ月無料で視聴できますので、これを機会にぜひ一度10MTVオピニオンで本物の経済学や投資法に触れてみて下さい。

関連記事


総ページビュー
ユニークアクセス