SBI証券の特徴や手数料

  ネット証券NO.1のSBI証券

SBI証券 おすすめ

SBI証券(旧イー・トレード証券)はネット証券最大手で、証券口座は毎年30万件前後増えており2016年の段階で総数は350万口座を突破しています。

それだけの人気を誇るには当然ながら確固たる理由があり、格安な手数料、使いやすいトレーディングツール、業界最多レベルのIPO(新規公開株)取扱数など挙げだしたらきりがありません。

証券会社に迷ったらSBIに開設しとけば間違いない」と言ってしまえばそれまでですが、他の証券会社に比べメリットが多い反面デメリットも存在します。そういったものを詳しく紹介し証券会社選びの参考にしていただければと存じます。

  SBI証券の現物手数料体系

証券会社を選ぶうえで絶対に欠かせない要素が手数料なので、まずはSBI証券の現物手数料体系を見ていきたいと思います。

手数料プラン 約定代金 手数料
スタンダードプラン
(1約定ごとプラン)
〜10万円  139円(150円) 
〜20万円  185円(199円) 
〜50万円  272円(293円) 
〜100万円  487円(525円) 
〜150万円  582円(628円) 
〜3,000万円  921円(994円) 
3,000万円超  973円(1,050円) 
※()内は税込 (2017年2月現在)  

大和証券やみずほ証券のように窓口での取引が主な証券会社に比べ手数料が格安なネット証券においてもSBI証券の手数料はかなり安い部類に入り、それが人気の一因になっています。

ただ、1約定ごとに手数料がかかるスタンダードプランに関しては近年台頭してきたライブスター証券やGMOクリック証券に一歩劣るのも事実で、2017年現在どの価格帯においても概ね100〜200円ほど高くなっています。

とはいえ現物取引は一般的に取引回数が多くなるデイトレードには使わず中長期投資がメインになるため、SBI証券の信頼性の高さを考えれば問題にならないレベルと言えるでしょう。

次に1日定額プランを見てみます。

手数料プラン 約定代金合計額 手数料
アクティブプラン
(1日定額プラン)
〜10万円  96円(103円) 
〜20万円  191円(206円) 
〜30万円  286円(308円) 
〜50万円  429円(463円) 
〜100万円  762円(822円) 
以降100万円増加毎に  400円(432円)ずつ増加 
※()内は税込 (2017年2月現在)  

こちらはスタンダードプランと違い業界最安値レベルと言っても過言ではないレベルで、最低でも50万円以下432円という設定しかないライブスター証券の定額プランに比べ細かく区切ってあるSBI証券の定額プランは秀逸。

30万円以下なら業界最安値レベルで、10万円以下に至っては1約定ごとのプランより安くなるという謎仕様。

例えば5万円以下の売買を往復で行うとすれば、スタンダードプランだと150円×2回で300円かかるのに対し、定額のアクティブプランなら10万円の枠に収まるため、103円で済むことになる。

少額の定額プランはSBI証券が絶対におすすめです。

  SBI証券の信用手数料体系

では次に、投資資金の約3倍の取引ができ、かつ手数料が安く売りから始める「空売り」もできるとあって資金が限られる個人投資家の大きな味方、信用取引の手数料見ていきます。

スタンダードプラン(1約定ごとのプラン)
1注文の約定代金 5,000万円未満 5,000万円以上
〜20万円  143円(154円)  0円(0円) 
〜50万円  191円(206円) 
50万円超  360円(388円) 
※()内は税込 (2017年2月現在)  

一般的に現物取引より手数料が安い信用取引だけに料金はかなり抑えられており、ネット証券でも人気のある楽天証券やカブドットコム証券、マネックス証券に比べても明確に安価となっています。

SBI証券 信用手数料比較

ただ、主要なネット証券に比べると確かに安いものの、手数料の安さが売りのライブスター証券やGMOクリック証券では信用取引の1約定ごとプランは100円が最高額で、ライブスターでは300万円超、GMOでは500万円超から手数料は0円になるで、それらと比較するとやや厳しいのも確か。

一方、信用取引の定額プラン(アクティブプラン)はというと…

アクティブプラン(1日定額プラン)
約定代金合計額 5,000万円未満 5,000万円以上
〜10万円  96円(103円)  0円(0円) 
〜50万円  239円(258円) 
〜100万円  477円(515円) 
以降100万円増加毎に  400円(432円)ずつ増加 
※()内は税込 (2017年2月現在)  

現物手数料と同じく定額プランになるとライブスター証券やGMOクリック証券に匹敵する安さとなり、業界でもトップクラスといっても過言ではないでしょう。

とはいえアクティブプランは少額ならメリットはあるものの、約定代金が大きくなるとかえって損になるため、1約定の額が50万円を超えるなら絶対にスタンダードプランを使うべきです。

現物・信用手数料についてまとめると…

■現物・信用手数料ともに主要ネット証券に比べ格安
■手数料が売りのライブスター証券やGMOクリック証券に比べると分が悪い
■アクティブプランの手数料は現物・信用共に業界トップクラスの安さ

  信用取引の金利と貸株料

信用取引は買方の場合お金を借りて取引するため営業日毎に金利が、売方は株を借りて取引するため営業日毎に貸株料がかかります。

金利(年率)
制度信用 一般信用
無期限 日計り
300万円以上 300万円未満 期日超過
2.80%  3.09%  0.00%  2.80%  5.00% 

貸株料率(年率)
制度信用 一般信用
無期限 短期 日計り
300万円以上 300万円未満 期日超過
1.15%  2.00%  3.90%  0.00%  2.00%  5.00% 
(2017年2月現在)  

信用買い・売り共に至って標準的な金利や貸株料を敷いている印象で、楽天証券やマネックス証券もほぼ同率で横並びとなっています。

特徴としては一般信用取引で日計り(デイトレード)専用の金利や貸株料が設定されていることで、300万円を超えると金利や貸株料が0%になるという仕様なので、豊富な資金で取引する場合大きな武器になるでしょう。(通常はデイトレードでも1日分の金利を取られるため

また、SBI証券には一般信用の貸株料に「短期」というものがありますが、これはいわゆる優待タダ取りのためにあるもので、5営業日が期限となっています。(→優待タダ取りの詳しい方法とメリットデメリット

SBI証券の金利や貸株料は安くも高くもない至って普通のものですが、ここならではの信用取引の取引法があるのは大きな魅力。

  SBI証券の信用取引には魅力がいっぱい

手数料や金利に関しては楽天やマネックスなど主要なネット証券に比べればかなり安いものの、ライブスター証券やGMOクリック証券に比べるとやや劣るのも確か。ただSBI証券にはそれら格安証券にはない魅力がいっぱいあるのです。

その一つが信用取引で、他の証券会社に比べ何が違うのかと言うと…

■一般信用取引が豊富

一般的な信用取引は「制度信用取引」といって、買方・売方ともに保有の最長期間は6ヶ月と決められていますが、それとは別に保有期間が無制限の「一般信用取引」というものもあります。

一般信用取引はお金や株の貸し借りを証券会社と行うため扱っていない、もしくは買いしかできない証券会社もあり、大手であるほど取り扱い銘柄や空売り(売建)できる銘柄が多い傾向に。

例えば業界トップクラスの手数料の安さを誇るライブスター証券では一般信用取引の取り扱いがなく、GMOクリック証券は取り扱いがあるものの買建のみしかできませんが、SBI証券では売り買いともに豊富な取り扱いを誇っています。

マネックス証券など大手のネット証券でも一般信用取引の売建てを取り扱っていない場合も多いので、大きなアドバンテージと言えるでしょう。

■本来空売りできない銘柄で空売りできる

JASDAQや東証マザーズなど新興市場などでは制度信用取引でも空売りできる銘柄は限られてきますが、SBI証券では本来空売りできない銘柄も「HYPER空売り」という一般信用取引の枠で日計り(デイトレード)の空売りが可能です。

保有期限は1日なのでデイトレードに限られてしまいますが、空売り銘柄の選択肢が増えることでデイトレーダーにとってチャンスは大きく広がるでしょう。

  トレーディングツールHYPER SBIの存在

多くの投資家が使用しているであろうSBI証券の高機能トレーディングツール「HYPER SBI」はやはり心強い存在です。

SBI証券 HYPER SBI

カスタマイズ性に優れ様々な分析を行える高機能なチャート、多彩なランキング、最新ニュースなど情報量は凄まじく、他の証券会社のツールと比べても一歩抜きんでている印象があります。

SBI証券 全板注文

2016年にはHYPER SBIで全板が使えるようになり、板をクリックするだけで素早い注文ができるようになって使い勝手が大幅に向上しています。

ただ、私は長年HYPER SBIを使ってきたから使い勝手が良いように感じますが、一昔前と違い各社のトレードツールは確実に進化しており差が縮まってきているのも確かなので、どれが良いのかというのはかなり個人差があると思います。

それでもネット証券黎明期から培ってきたトレーディングツールのノウハウには一日の長があり、とりあえずこれを使っておけば間違いはありません。

一応HYPER SBIは月額500円の有料サービスながら、無料で使用できる条件が非常に甘く1回でも取引していれば基本的に無料で使用できるため、普通に証券会社を使用していれば勝手に無料になっています。

  SBI証券はIPO(新規公開株)の取扱数が圧倒的

SBI証券はIPO(新規公開株)の取扱数が非常に多く、ネット証券に限らず大和や日興といった大手証券会社を含めても取扱数はNO.1となっています。

SBI証券 IPO取扱数の推移

しかも多くの株数が割り当てられる主幹事になることも多いため、IPOでの当選を狙うなら絶対に外せない証券会社となっています。

ただしSBI証券のIPOのシステムはちょっと特殊で、マネックス証券のように資金量に関わらず平等にチャンスがある証券会社とは異なり、多くの株数を申し込めば申し込むほど当選確率が上がります。

つまり100株申し込むのと10,000株申し込むのでは単純に当選確率は100倍になることになり、数多く申し込めるだけの資金がある人ほど有利になるシステム。

その救済措置として落選するたびにIPOチャレンジポイントが1ポイント付与され、このポイントを使うことで当選確率がアップします。とはいえ人気銘柄ともなると当選には200ポイントくらい必要になる場合も多いのですが…

IPOの取扱数は非常に多いものの、ネット証券NO.1の口座数も相まって当たりやすさという面では微妙なものの、外れればチャレンジポイントが貰え期待値は高まっていきますので、IPOを狙う場合は絶対に開設しておきましょう。

口座に数千万円くらい入れることができれば年に数回は当選できるというのが私の実感です。それでも株数が少ない期待度S級・A級の銘柄はなかなか厳しいですが。

  夜間取引を扱う数少ない証券会社

かつて楽天証券やマネックス証券など数社がおこなっていた夜間取引(PTS取引)は、今現在SBI証券でしかおこなっておりません。

夜間取引とも呼ばれるPTS取引とは証券取引所を介さず証券会社が独自に仲介する取引のことで、それだけに証券取引所のような時間の制約はありません。

SBI証券 PTS取引

SBI証券のPTS取引で売買できる時間帯は日中と夜の2部に分かれていて、夜は18:00〜23:59までの6時間取引できるため、昼間仕事で忙しい人でも夜ゆっくりと取引できます。

また、欧米市場で取引が行われる時間とも被るため、海外市場の動向を見ながら売買できるというメリットもあります。

加えて、証券取引所が開いている日中の場合、市場での売り気配よりPTSの売り気配の方が有利(安い)であれば自動的にそちらで約定するシステムのため、思いもよらず安く買えることがあります。

PTS取引で売買

上の図はずいぶん前のものになりますが、私も何度か「あれ?PTSで買われてる」という経験がありました。まあ大体はコンマ数円レベルですが。

手数料も若干ながらPTSの方が安く、特別な申し込みも必要ないため基本的にはメリットしかありません。

PTS取引の手数料

ただ、流動性はかなり低い。

証券取引所を介さない独自にサービスであるため参加者は少なく、かなりの大型株や注目株でないとなかなか取引は成立しません。前述のようにデメリットはないためあって困ることはありませんが、これを目的にSBI証券に口座を開設すると肩透かしを食らうかもしれません。

「いつの間にか安く約定されていた」「気が向いたら覗いてみる」くらいのスタンスでちょうどいいと思います。

  証券会社に困ったらとりあえずSBI証券

SBI証券は格安な手数料体系、豊富なIPO取り扱い、使いやすいツール、夜間取引、ネット証券NO.1の信頼性など高い次元でバランスが取れており、証券会社選びに迷ったらとりあえずここに開設しておけば困ることはありません。

ただ、少ない資金量でIPOを当てたいのであれば完全平等抽選で取扱数も多いマネックス証券などの方が適していますし、ただひたすらにデイトレードなどの取引をやりたいのであれば手数料が圧倒的に安いライブスター証券GMOクリック証券の方が取引コストが安い分勝率も高くなるでしょう。

ちなみに、SBI証券では証券口座を持っていれば最短1分でFX口座が開設できFX(外国為替証拠金取引)を行うこともできますが、他のFX業者に比べスプレッドは広くスワップポイントも渋めであるためおすすめしません。

もしFXの取引を行いたいのであれば同じSBIグループながらFXを専業で行っている「SBI FX TRADE」のほうがスプレッドやスワップポイントで明らかに有利なので断然おすすめです。(SBI証券のFXαとは別物)

尖がった性能はないが、かゆいところに手が届きすべてが高レベル…それがSBI証券の最大の強みなので、すぐに使うかどうかはさておきIPOチャレンジポイントを溜めるためだけにでもとりあえず口座を開設するべきでしょう。

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