当選に必要なSBI証券IPOポイントの量

貯めればいずれは当選できるシステム

IPO(新規公開株)の初値は公募価格に対し8割程度は上昇し、しかも人気銘柄ともなれば公募価格の3倍、4倍なんてこともある非常に魅力的な商品で、それだけに多くの人が当選を狙っています。

ネット証券最大手のSBI証券のIPO取扱数は業界最多で主幹事も多いため当たりやすい感じがするものの、実際はIPO狙いの投資家がひしめいているため非常に倍率が高く、そこに資金量重視の抽選システムが加わり資金の少ない人の当選はかなり厳しくなっています。

ただし、そんな状況にも救済措置があって、それがSBI証券独自の「IPOチャレンジポイント」となっています。

IPOに落選するたびに1ポイントずつ貯まっていくシステムで、貯まったポイントを使用することによって当選確率が上昇するというもので、資金が少ない人でもコツコツポイントを貯めていけばいずれは当選することができます。

しかしこのIPOチャレンジポイント、当選するのにどのくらいのポイントが必要なのか気になる人も多いと思いますので、その辺について詳しく触れてみたいと思います。

IPOチャレンジポイントでどう有利になるのか?

IPOチャレンジポイントの詳細が見えてこない原因のひとつとして、ポイント使用でどう有利になるのか見えない点が挙げられます。

常識的に考えれば2つの可能性があり…

  • ■使用するポイント量に比例して当選確率が上がる
  • ■使用したポイントの量が多い人から当選する

SBI証券の説明を見ると「IPOチャレンジポイントをご使用いただくことによりIPOが当選しやすくなる」とありますので、これを額面通りに受け取れば使用ポイント量に応じて当選確率が上がるように感じますが…

まず前提として、SBI証券はネット抽選に回される分の70%を抽選で、30%をポイントでの抽選という形になっています。つまり仮にネット抽選に回される枚数が1,000枚だったとすればIPOチャレンジポイントでの当選枠は300枚ということになります。

使ったポイント分当選確率が上がるのであればわざわざポイント枠を作る必要はないため、使用したポイントの量が多い人から配分するという線が現実的。

そう考えると「当選確率が上がる」というよりは「配分される可能性が高まる」と言った方が適切だと思うのですが…

この疑問を解消すべくSBI証券にメールで問い合わせしてみました。

IPOチャレンジポイントのルール

こんなアホな質問にも真摯に答えて頂きありがとうございます。

この中ではハッキリと「ご申告いただいたIPOチャレンジポイント数の多いお客様順に配分を実施させていただきます」と明記されており、疑問は解決。

当選に必要なIPOチャレンジポイントの量は?

さて、ここからが本題。IPOに当選するにはどの程度のチャレンジポイントが必要になるのでしょうか?

実はネット上にはこの議題に関する情報が結構溢れているのですが、当選報告などから必要ポイントを割り出すとその多くは200ポイント前後必要になるとする結論に至っています。

200ポイントということは、上場が活発化し取扱が多い現在ですら貯めるには3年弱ほどかかる計算になり、結構気の遠くなる話ですよね。

ただ、今現在必死にポイントを溜めている私ですが、2016年に気まぐれにポイントを使って当選したことがありました。

IPOチャレンジポイントでの当選

このPR TIMESという銘柄は多くのIPOサイトでS〜Dの5段階評価のうち上から2番目のA判定と期待のIPOで、必要ポイントは200ポイント弱くらいになるのではないかと見られていましたが、私は50ポイントで当選しています。

SBI証券が主幹事でネット抽選での配分は約2,900枚と多かったためポイント枠ではなく一般の抽選で当選した可能性もありますが、数千万円レベルの資産をつぎ込んでいる猛者がひしめくSBI証券にあって、これだけの人気銘柄がたった2,400株(24枚)の申し込みで当選するのか…という疑問もあります。

ただ、ポイントでの当選の場合300株など複数枚当選することが多いという情報もありますので、100株しか当選していない私の場合やはり純粋に抽選で当選したのかもしれません。

前述のようにポイント配分は使用ポイントの多い人から順に配分されることが明確である以上A級銘柄であるPR TIMESが50ポイントで当選することは考えづらく、今回のケースでは抽選によって当選し、50ポイントが無駄になったと考えるのが妥当か。

必要ポイント数は銘柄によって大きく変わる

一般的にIPOチャレンジポイントで当選するには「S級銘柄で250〜300ポイント、A級銘柄で200ポイントが必要」とされていますが、実際は吸収規模や株数、地合い、公募価格、上場スケジュールによってかなり変わってきます。

例えば同じA級レベルの評価を受けている銘柄でも、チャレンジポイントでの配分枚数が100枚と1,000枚では当然必要ポイントは変わってきますよね。

S級の評価を受けるような銘柄であれば数億程度の吸収金額で枚数も少ないのが普通なので250ポイントくらい必要なのは不変であるものの、A級ぐらいなら枚数にもかなりばらつきがありますので、A級といえど吸収金額が多めで上場ラッシュでスケジュール的にタイトである場合など、銘柄によっては150ポイントくらいでも十分当選を狙えます。

こればかりは経験則も影響しますので見極めが難しいところですが、「どのくらいポイントを使うか」のひとつの目安として1ポイントあたりの価値を計算するという手もあります。

1ポイントあたりの価値を計算してみる

SBI証券のIPOチャレンジポイントには「1ポイントあたりの価値・利益」を計算して必要ポイントを算出するという考え方が一部で存在し、そこでは平均して1ポイント1,000円程度と見られています。

どういうことかというと、仮に初値が公募価格より10万円上がると予想するなら100ポイント投入することで1ポイントあたり1,000円の価値という見方になり、この辺がひとつのボーダーラインになるという考え方。

S級と呼ばれる銘柄は公募価格に対し初値が30万円以上騰がることもザラなので、250〜300ポイント必要というのは妥当と見ることができます。

IPO予想サイトの多くは初値予想をしていますので、それを参考に1ポイント1,000円あたりを目安にして見ると、なんとなく必要ポイントが見えてくると思います。

ただ、ものによっては1ポイント2,000円を超えるようなお宝銘柄もありますので、できればこういったものを狙っていきたいところ。まあ株価は水物なので実際は上場日になってみないと分からないんですけどね。

ある程度ポイントが貯まってきたら、例えば20万円くらい上がりそうなものに100ポイント使ってみて、当たればラッキー、外れてもポイントが増えるからOKといった感じで使ってみてはいかがでしょうか。

人気銘柄は100ポイント以上必要と心得る

IPOでA級以上の評価を受けるものの多くは公募価格に対し10万円以上の初値が付くと見込まれているため、A級、S級を狙うなら最低でも100ポイントは必要と見ておくべきでしょう。

一方で数万円くらいの上昇が見込まれるB級程度の銘柄であれば100ポイント以下でも十分当選が狙えるので、期待できそうな銘柄を見つけ100ポイント以下で勝負してみるのも面白いかもしれません。

ただし、抽選での当選でも使ったポイントは没収されるため、数千万円以上使っているような資金量が豊富な人の場合、下手にポイントを使ってしまうと一般の抽選で当選してしまいポイントが無駄になる可能性もあるので悩ましいところ。

資金量が豊富な人はSBI証券が主幹事の場合抽選で当選する可能性も高くなりますので、ここぞという時にのみ使うようにしたほうがいいでしょう。

せっかくのポイントを無駄にしないためにもIPOサイトを利用し銘柄のランクや初値予想による適切なポイントを見極める必要があり、そのためにも1ポイントあたりの価値1,000円以上をひとつの目安にするといいでしょう。

ひとつの銘柄に囚われず「ま、外れても1ポイント加算されてすべて戻ってくるんだし…」くらいの余裕を持って取り組んだ方が良いような気がします。

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