投機の必要性を考える1

株式投資に限らず投資をやっていれば「投機」という言葉を聞く機会も多いと思います。
投資と投機の違いについては別のページで詳しく説明しているので、ここではサラッと書きますが、簡単に説明すると…

・「投資」とは投資家にも投資先にも利益になる事が理念と言える
・上記ゆえ「投資」のスタイルは中長期になる
・「投機」は主に短期的な取引である
・「投機」は売買差益による儲けのみしか考えていない

こんな感じになります。
投資と投機の明確な線引きは難しく、その判断は個々の価値観に委ねられている所もあるのですが、一般的な感覚での投資と投機の違いは上記の通りで大体合っていると思います。

さて、ここで本題の「投機は必要なのか?」に入りたいのですが、それには制度信用取引について書かなければならないかな。

制度信用取引での売買は、株を買う場合「証券会社にお金を借りて買う」、株を売る場合(空売り)「証券会社などから株を借りて売る」という取引法で、証拠金の約3倍まで取引が可能なハイリスクハイリターンの投資法。

しかも「制度」信用取引の場合最大6ヶ月までしか建て玉を保有できないため、どうしても短期売買に偏りがちで投機の典型とも言えます。
この投機の典型かつ極めてリスクの高い投資法である制度信用取引ですが、この制度信用取引を行っていない証券会社は皆無です。

なぜなのか?
この辺に投機の必要性が絡んできます。

まず第一に、投機=短期売買であるならば、証券会社はじめその売買を手数料を取って仲介している業者にとっては「短期売買=取引回数が多い=手数料収入が多くなる」となります。

信用取引は元手の少ない投資家や空売りしたい投資家、手数料を抑えたい投資家などからのニーズがあり、証券会社もそれに応じている形ですが、実際のところは証券会社の利益確保も重要な要素になっています。

実際にデイトレードなどをやってみると分かりますが、現物では手数料が高く、小さい値幅を拾っていく短期売買では致命的になりかねません。
そんな短期売買にうってつけなのが制度信用取引で、投資家、証券会社双方にメリットがあり、つまりは制度信用取引(投機)の必要性は確保されるという訳です。

そしてもう一つ、投機には重要な役割があります。
次のページで詳しく説明していきますので、ご覧になってみて下さい。

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