キャピタルゲインで大きな利益を狙う
株式投資の醍醐味であるキャピタルゲイン
株式投資におけるキャピタルゲインとは簡単に言えば株の売買で生まれる差益の事で、株を買って値が上がったところで売れば、もしくは空売りして値が下がったところで買い戻すことによって得られる利益を指します。
これとは別に株の長期保有などによる配当や優待の利益をインカムゲインと言います。
配当などによるインカムゲインは良くてもせいぜい投資利率年5%くらいで、これは仮に一株100円の株の配当が年5円なら投資利率は年5%となります。
一方でキャピタルゲインはどうでしょう?
仮に一株100円の株が5円上がって105円になれば上記のインカムゲインと同じ年率5%となる訳ですが、日経平均が200円くらい上昇したり、その銘柄のプラス材料が出たりしたら一日で100円が105円に上昇なんてざらにあります。
短期間で大きな利益を狙える…これこそが株式投資の醍醐味と言っても過言じゃない。
キャピタルゲインを得るのは簡単ではない
さてこのキャピタルゲイン、どうやれば得ることができるのか?
それは言うまでもなく安く買って高く売る、もしくは高く売って安く買い戻すこと。しかしこれが言うは易し行うは難しなのです。
なぜなら株式投資には値上がりはもちろん当然値下がりも付き物で、100円が一日で105円になることもあれば95円になるのもあり、何の考えもなくただ適当に「上がればいいな」と株を買うのはギャンブルと何ら変わりありません。
そしてこんな適当な投資を行いながらキャピタルゲインでしっかり利益を上げていけるほど株式市場は甘くもないのです。
ではどうすればいいか?
本気でキャピタルゲインを狙っていくなら、それ相応のテクニカル分析やファンダメンタルズ分析を勉強しなければなりません。しかしそれを駆使しても損失の方が大きい投資家はたくさんいるのが現状です。
短期売買キャピタルゲインを得るには?
実際私自身デイトレードをするために株を始めており、実際に株式投資をやりながら感じた事は、一握りの儲けている投資家というのはやはりセンスがあるという事。
直感…なんて非科学的な言葉を使うと陳腐ですが、損をしている投資家と儲けている投資家は投資法に一見違いが無くても結果は大きく違っておりデイトレードやスキャルピングを主とする短期トレーダーは特にそれが顕著で、同じような事をしていても一瞬の判断力や経験に裏打ちされた技術などは大きな違いがあるのでしょう。
デイトレードやスキャルピングなどの短期売買でキャピタルゲインを出すにはまずきっちりと損切りをできるようにならなければ話にならず、ダメな時は躊躇なく損切りをしてなおしっかりと利益を確保できるだけのテクニカル分析力、適切かつ瞬間的な判断力を身につけたうえで厳密なルールを作りが絶対条件になります。
勝率の高いテクニカルをもとに機械的に売買を繰り返し、予期せぬ事態にも冷静に対応できる人間だけが短期売買で大きなキャピタルゲインを得ることができるのです。
そうなると当然ながらセンスや資質が必要になるのはもちろん、取引時間中はPCの前に張り付いていられるだけの時間、翌日のための準備やよりよい投資法を身につけるための努力も必要になるのは言うまでもありません。
センスがなくても中長期ならキャピタルゲインを狙える
短期トレードでしっかりと利益を上げられる人は限られてきますが、短期ほどセンスを必要としない中長期トレードならある程度勉強すればキャピタルゲインは十分狙えます。
もちろんデイトレードのように短期間で大きな利益を出すのは無理ですが、年間20~30%くらいの利益なら十分可能な範囲でしょう。
まあ短期にしろ中長期にしろ、キャピタルゲインを狙うのであれば最低限の基本的なテクニカル、ファンダメンタルズ分析の知識は必要になってくるのである程度の勉強は必ずおこなってください。
ただ、投資で利益を出すために一番重要なのは地合い…つまり株式市場自体が上昇相場かどうかだったりします。
こう言っては身も蓋もないのですが、結局は上昇相場に上手く乗る事が重要になり、どんなに上手い投資家でもその時々の景気で成果は大きく変わってきます。
もちろんその流れを読むのも実力の内なのですが…
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