損切りを極める
損切り…とても切ない響きでございます。
読んで字の如く含み損がある保有株を反対売買し損を確定する事で、もちろん
出来る事なら誰もこんなモンやりたくないのが本音だけど…なかなかそう上手くはいかない。
株で儲けるには上手な損切りなくしてはありえないと言っても過言ではないでしょう。
相場を完璧に予想する事は絶対に不可能と言えます。
おそらく良くても60~70%ぐらい当たれば上出来でしょう。
どんなに勝率が高くても損切りが下手では利益を全部吐き出すどころか、“勝率9割でも負け”なんて
事態にもなりかねない。
株取引の理想は損切りはすばやく早めに行って利食いはなるべく引っ張る「損失は小さく利益は大きく」を実践する事です。
デイトレードでは特にすばやい損切りは必須で、
なぜならデイトレードとは小さい利益を数多く積み重ねていくものだから。
仮に同じ株数の取引を10回行ったとします。
スキャルピングで1円上がったら利食い、
という方法で9回勝ったとしても一度だけ10円下げた所で損切りしてしまったら
勝率は9割でもトータルで損をしている事になります。
ここに手数料が加わると結構な損失になるでしょう。
これは極端な例だが、利食いが早くて損切りが遅いとこんな感じ。
なにか銘柄を買ったら、買った時点で損切りのラインを決めておき、そのラインに達したら容赦なく斬る事が必要になります。
株で儲けたいならまず損切り上手になる事が重要と言え、「俺、意思が弱くてついズルズル行っちゃうんだよね~」という方は逆指値をうまく利用しましょう。
ただし、下手な損切りはジリ貧になる可能性も高く、切れば良いというものでもないのは確か。
「損切りをした直後に値を戻して悔しい思いをした」という方も多いと思いますが、「上がるか下がるかは50:50」というような投資法では単純に手数料の分だけ損が膨らむ計算になります。
つまり、様々なテクニカル分析などを組み合わせて買うタイミングを厳選し、損切り水準まで下がる可能性を少しでも減らさなければデイトレードでの成功はないと思って差し支えない。
そして、長期的な保有も視野に入れているなら必ずしも損切りをする必要はないというのも覚えておいておくべきで、株価の高値水準でさらなる値上げを狙って買うのであれば、株価が下落に転じた場合値が戻る保障はありませんし、戻しても相当な期間が必要になる可能性が高く損切りは必要になりますが、逆に安値水準であれば戻す可能性は高くなりますので塩漬けや買い増しは有効な投資法と言えます。
ちなみにワタクシの“損切りスキル”といったら、そりゃもう「ヘタレ」の一言(涙)
それでも市場から退場を食らう事はありませんでしたから、まだマシな方かもしれない。
「信用取引&損切り遅れ」にストップ安が絡んだ“一発昇天コンボ”で
市場とサヨナラした方も相当数いらっしゃいますので…
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