現物取引とは
株式投資の取引には大きく分けて現物取引と信用取引があります。
その一つ、現物取引とは株式投資の基本中の基本で、一般的な株の売買とはこの現物取引を指し、読んで字の如く実際に株の現物を売買する取引法です。
「実際に株を取引って…当たり前じゃん」と思った方、確かにその通りなのですが、株式市場では現物取引の他に信用取引も活発に行われており、信用取引では株を買っても自分の名義にはなりません。
そう、現物取引と信用取引の大きな違いは自分のものになるかならないか…なのです。
株が自分の名義になれば配当や株主優待を受け取れるというメリットも。
…まあ信用取引でも配当に関しては「配当落調整額」と名を変えて受け取れますが、株主優待は現物取引でしか受け取れません。
現物取引のメリットデメリットについては…そもそも現物取引こそが株式取引の当たり前でありメリットもデメリットも無いのですが、「信用取引と比べ相対的にどうか?」というのであれば話は別になってきます。
メリット
・信用取引のように金利や貸株料を取られる事はない
・株主優待が受け取れる
・買う時の手数料のみでいつまでも保有できる
デメリット
・信用取引に比べ取引手数料が高い
・信用取引なら資金の約3倍の取引が出来るが、現物取引は自己資金のみ(当たり前)
まあ基本的に現物取引と信用取引を比べると現物取引の方が明らかにメリットがあります。
…といいますかデイトレードやスイングトレードなどの短期売買をするならまだしも、中長期取引ならば間違いなく現物取引の方がいいでしょう。
信用取引では毎日金利や貸株料がかかる上、制度信用取引の場合6ヶ月という期限がありますし、無期限の一般信用取引でも毎日金利がかかる事に変わりはなく、とても中長期取引には向きません。
まとめ
・中長期なら絶対現物取引で
・株主優待狙いなら現物しかない
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