証券会社の選び方で決まる投資家としての成否

証券会社によって大きく異なる特徴

株式投資をやる上で証券会社は絶対に必要なものです。

ですが、一口に証券会社と言っても使い勝手や特徴は様々で、手数料の安い証券会社から夜間取引や様々な注文方法を売りにしている会社などがあり、当然自分の投資スタイルにあったものを選ぶ必要があります。

とはいえ玉石混合なFX業者と違いネット証券会社は明確な2強が存在し、とりあえず中長期トレード、 短期トレードにかかわらずオススメなのはSBI証券楽天証券でしょう。

(追記)2016年現在、証券会社を取り巻く環境は大きく変化しており、SBI証券と楽天証券は「バランスの取れた証券会社」という側面が強くなっていて、投資スタイルによりベストの証券会社は異なってきます。

簡単な証券会社の紹介と特徴

まずSBI証券ですが、ここは手数料が業界でもトップクラスの安さを誇ります。
リアルタイム株価ツールの「HYPER SBI」はかなり使い勝手も良くネット証券で口座開設数ナンバーワンという安心感もあり、 何年か前までSBI証券の唯一の弱点と言われた「逆指値が無い」も最近解消され、まさに死角の無い証券会社と言えるでしょう。

次に楽天証券は、手数料は先述したSBI証券とあまり変わらない水準で、 リアルタイム株価ツールの「マーケットスピード」はテクニカル分析にもかなり使え、システムの信頼性も抜群。

SBI証券の「HYPER SBI」と楽天証券の「マーケットスピード」はトレーディングツールの代名詞ですが、短期トレーダーにはマーケットスピードの方が評判は良いようです。

まあこの辺は好みやフィーリングもあるので実際に使ってみて判断して下さい。

SBI証券と楽天証券はまさにネット証券の基本で、株をやっている個人投資家の多くは少なくともどちらかに口座を持っている事でしょう。 しかし業界トップクラスの手数料の安さを誇るこの二つの証券会社よりさらに安い証券会社も今はチラホラ存在します。

その代表的なものにライブスター証券(旧アイディーオー証券)やGMOクリック証券岡三オンライン証券などがあります。(2016年10月現在、岡三オンライン証券の手数料は高めになってしまいました)

上記の証券会社に関しては私は使った事がないのでなんとも言えませんが、手数料が相当安い事は間違いなく、取り引き回数が多くなればなるほど 手数料がかさむ事を考えるとかなり魅力的ではあります。

ただ調べてみるとトレーディングツールが若干不安定であるという情報もあり、使い勝手なども含めて総合的に判断しなければいけないでしょう。

特に短期トレードをメインに行っている方はかすかなタイムラグや不安定さが命取りになる事もあるので、その辺には細心の注意を払いたいところです。

当選すれば大きな利益に繋がるIPOも無視できない

他に証券会社を選ぶ基準としてIPO(新規公開株)も忘れてはならず、資金は少なくともできるだけIPO当選したいという方はマネックス証券カブドットコム証券、大和証券などに代表される完全な公平抽選を行う証券会社を選ぶと良いと思います。

IPO抽選は証券会社により資金を多く持っている人が有利な場合も多いのですが完全抽選の証券会社は資金や取引量に関わらず公平な抽選を行ってくれるので、 資金量が少ない人やあまり取引をしない人でも当選確率は公平となります。

逆に豊富な資金を持っている場合はIPOの取扱件数が非常に多いSBI証券に資金を集中させるとIPOに当選する確率が各段に上がります。

というのも、SBI証券は申し込み株数が多ければ多いほど当選しやすくなるという独自のIPOルールを敷いていますので、多くの株数を申し込めるだけの資金があれば当選しやすくなるという特徴があるのです。

まあ、その分投資家からの申し込みも多いので数千万円くらいは必要になりますが…

最後に証券会社の賢い選び方をまとめると、私のオススメとしては取引を頻繁にするメイン口座を一つ作っておき、IPOなどそれ以外の用途に合わせていくつかサブ口座を開設するのが良いでしょう。

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